「一体何が起きたっていうの?」
サニーは何が起きたのかよくわからなかった。

「奴は幹部達と合体して吸収したんだ。」
マイケルは言う。

そんなサニー達を前にカラミティは右手を開いた。

「フッ」

ドドオオオオオオオン

カラミティはほくそ笑むと手から破壊光線を発射した。
サニー達は即座に避けたが、その威力は凄まじいものだった。

すると今度はカラミティの周りに黒くて丸い物体が大量に現れた。

「伏せろ!」
マイケルは叫ぶ。

そしてカラミティはその黒い物体を一斉に飛ばすと一斉に爆発した。

「なんて威力なの?」
サニーは驚くしかなかった。

その後もカラミティは大量の爆弾を出現させ、次々と飛ばす。
サニー達は一斉にエネルギー弾を発射して攻撃を防いだ。

爆弾が防がれると今度は左手を開くカラミティ。その瞬間サニー達は磁石のごとく壁に吸い寄せられ、激突した。

「なんて威力だ。」
「これじゃ動けないよ。」

サニー達は身動きを封じられてしまう。
そこに畳み掛けるように今度は右手を開く。

そして

ズドオオオオオオオオオン

右手から放たれた破壊光線が命中し、サニー達はその場に倒れた。

「ダメだ、強すぎる。」
サニー達は思わず本音を漏らす。

ルージュはそんなサニー達を諭した。
「諦めちゃダメよ。私が地上げ屋に捕まった時必死になって助けに来てくれたこと凄く嬉しかった。だから最後まで諦めないで。」

ルージュの言葉を聞いたサニーは思わず嬉しくなった。
カラミティを倒せる方法はきっとある。サニー達はそれを信じ、再び立ち上がると手を光らせた。
「次は私達の番よ。」
サニー達は一斉に反撃に出た。

攻撃に攻撃を重ねるもカラミティは殆どダメージを受けない。それどころか余裕の表情も何一つ変えなかった。

「皆殺しだ。」

カラミティはそう言うとサニー達を勢いよく蹴飛ばした。蹴飛ばされたサニー達は壁に激突した。

再び体勢を立て直し、手を光らせるサニー達
「絶対に諦めない!」
巨大なエネルギー弾を生成し、一斉にカラミティに投げつけた。

エネルギー弾はカラミティに命中したが、それでも倒れない。
「温い、温いわあああああああああああ!!!」
カラミティはエネルギー弾と破壊光線の二刀流で反撃した。サニー達も次々とエネルギー弾で反撃し、壮絶な撃ち合いが繰り広げられた。

「これでトドメよ!」
サニー達は巨大なエネルギー弾を次々と投げつけ、追い込みをかける。一通り攻撃を終えるとサニー達を一気に疲労が襲った。
「はぁ・・・はぁ・・・もう・・・疲れた・・・」

ところがカラミティはそれでも衰えておらずサニー達を勢いよく殴り飛ばした。
「もういい加減諦めたらどうだ。これ以上戦えないし、潔く退散するんだな!」
カラミティはサニー達を諦めさせようとした。

それでもサニー達はエネルギー弾を発射しようとした

しかし

「あれ?何で出ないの?」
サニーは驚く。そんなサニーにマイケルが口を開いた。

「薬の効果が切れてしまったんだ。」
サニー達は薬の効果が切れてしまい、エネルギー弾を出せなくなってしまったのだ。

「どうやら勝負は見えたようだな。」
カラミティはトドメを刺そうとする。

そんな中マイケルは何かを思いついた。
「薬ならまだある。しかもそれで更なるパワーアップができる方法があるぞ。」
マイケルはそう言うと薬を出し、一同で飲んだ。

「それでこれからどうするの?」
サニーは言う。

「こうすれば更なる力を引き出せるんだ。」
マイケルはそう言うと何かを始める準備をした。

続く

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